| Every now and then I'll be handing the blog over to Yoshiko Sakai so that we can include some content specifically for followers of this page here in Japan. Over the years I've introduced Yoshiko to many amazing glass artists. Now that we live in japan she is returning the favour by bringing me to exhibitions like this one. This post is about celebrated manga artist Hagio Moto who specialises in science fiction manga. Yoshiko, over to you... 萩尾望都SF原画展「宇宙にあそび、異世界にはばたく」 神戸ゆかりの美術館 9月9日(土)〜11月5日(日) 萩尾望都さんを、ご存知でしょうか。 「ポーの一族」「トーマの心臓」などで1970年代〜80年代、一世を風靡し、今も第一線で活躍する漫画家さんです。 私にとっては「11人いる!」を始めとするSF作家、です。 読み応えのあるストーリーが秀逸です。 内覧会(9月8日)、森見登美彦さんとの対談(9月9日)に参加しました。 内覧会は、萩尾さん列席の、神戸市教育長、神戸ゆかりの美術館館長の挨拶から始まり、皆でテープカットの後、萩尾さんと一緒に展覧会を観る、という趣向でした。 400枚にも及ぶSF漫画の原画たち、その中には「11人いる!」の原画も。 「そう。そうコレ!」今印刷されているのとはセリフが違う、本当の原画です。 初期の短編から、スター・レッド、100億の昼と千億の夜、バルバラ異界、あぶない丘の家、最近作まで「本当に手描き???」とビックリする程美しい線の原画は見応えが有ります。 会場の最後のあたりで思い切って話しかけたら、応じてくれました。フツーの大人しい作家さん、という話し方でした。が。 「レイ・ブラッドベリ以外の、他の作家さんの作品を漫画にするご予定は?」と聞いたら「今のところ無い。」との事。 「アレステア・レナルズをご存知ですか?是非漫画にしてほしい。」と言ったら知らない名前だったようで「誰ですって?」と急に鋭い目つきになりました。 (あ。これが好奇心を失わない人の目なんだ!)と一瞬にして分かりました。 対談は、他の作家のSF作品の話から過去の作品、将来の作品像まで多岐にわたるものでした。自分が影響を受けたSF作品の筋を観衆に説明するのですが、長大なストーリーを短くまとめる手腕(頭脳)が素晴らしい。さすが優れた「ストーリーテラー」だと感心しました。 展覧会は11月5日まで。 漫画好きの方、そうでもない方、SF好きな方、そうでもない方、誰をも魅了すること間違い無し。 足を運ぶ価値「大」「大」「大」「大」「大」有り!です! |